5月と言えば日本全国の常識は「春」真っ盛りであるが、札幌はやっと春めいた気候になり、桜や梅の花が咲きだし、大通公園ではいろんなイベントが始まる、春スタートの時季である。
気温はまだ不安定で、お花見や大通公園のイベント・小学校の運動会などに出かける際は、十分にその日の最高気温と最低気温をチェックの上、慎重な服装選びが必要である。
札幌地元の方々は薄着でも、移住者で特に40歳以上の方は、寒さ対策は念には念を入れておきたい。
そんな5月の札幌について、「気温等の気候情報」と「札幌のイベント情報」「注意情報」などを集約した。特に何故楽しいお出かけに十分な服装選びが必要なのか?が、より具体的にイメージできるよう気温等は詳細に記した。
先に気候関連を見た後にお花見・イベント関連を見る方が分かりやすいため、その順で記したが、気候に関するデータが多く続くので、お花見やイベント関連だけを見たい方は、目次で目的の項目までスキップすることをおすすめする。
5月の札幌<気候>編
❶過去10年間の平均的な気温とその状況
<最高気温と最低気温の10年間平均>
2008年~2017年の日ごとの最高気温と最低気温を旬ごとに平均値を出した。
最高気温 | 最低気温 | |||
札幌 | 東京 | 札幌 | 東京 | |
5月上旬 | 17.2 | 23.4 | 7.2 | 15.1 |
5月中旬 | 17.2 | 23.7 | 7.5 | 15.7 |
5月下旬 | 20.0 | 24.9 | 9.7 | 17.0 |
<5月上旬の気候>
最高気温17.2℃~最低気温7.2℃は、東京の3月下旬~4月上旬並みで、やっと札幌にも「桜」のシーズンがやってくる。
北海道神宮や円山公園・中島公園など、札幌中心部から徒歩圏で、地下鉄に乗っても2~3駅たらずの距離に複数の桜の名所が存在するので、毎日でもお花見が楽しめるウキウキシーズンである。
ここ数年はゴールデンウィークが見頃であるが、年により桜の開花時期は大きく異なるので、過去データ詳細を後記「桜」の項目にて確認してほしい。
また、桜と同時または桜よりも遅くに梅の花が咲くのが北海道の特色であるが、こちらも詳細は「梅」の項目にて後述する。
気温も暖かくなったと思ったら、最高気温が10℃前後までしか上がらない日に逆戻りもするので、まだ服装には注意が必要。そもそも、平均最低気温が7.2℃であるので、朝夕は10℃以下の日も多い。まだまだコートを持って外出することをおすすめしたい。
<5月中旬の気候>
最高気温17.2℃~最低気温7.5℃と、5月上旬とあまり変わらないが、季節の風物詩は、桜からライラックに移っていく。
そして、「さっぽろライラックまつり」や「ラーメンショー」などが大通公園で開催されるが、この5月中旬が大通公園を中心とした札幌の途切れないイベントシーズンの始まりである。
<5月下旬の気候>
最高気温20.0℃~最低気温9.7度と、日中の最高気温が平均20度を超え、夜の最低気温も10度前後までで止まる。
やっと冬物コートは仕舞い、春物コートでも大丈夫な気候となる。着物・持ち物が身軽・手軽になる分、気分的にも軽くなっていく時季であるが、まだまだ日による気温差が激しいため、毎日の天気予報は必ずチェックが必要である。
❷過去10年間・年ごとの違い
先ほどの日ごと最高気温と最低気温の旬ごとの平均値を各年ごとに分けた。各年ごと旬の平均最高気温・最低気温である。年によっての違いがあることが分かる。
※「差」は、一番高い年と一番低い年の差で、10年間の中でどれだけの違いがあるかを示している。
5月上旬 | 最高気温 | 最低気温 | ||
札幌 | 東京 | 札幌 | 東京 | |
2008年 | 18.7 | 22.6 | 8.3 | 16.0 |
2009年 | 20.9 | 22.9 | 8.7 | 15.8 |
2010年 | 16.6 | 24.1 | 8.3 | 15.8 |
2011年 | 12.1 | 21.7 | 5.8 | 14.5 |
2012年 | 18.0 | 23.0 | 10.6 | 16.2 |
2013年 | 10.7 | 22.3 | 4.1 | 12.5 |
2014年 | 18.4 | 23.2 | 8.9 | 15.0 |
2015年 | 19.4 | 25.6 | 9.3 | 15.2 |
2016年 | 17.4 | 24.6 | 8.4 | 15.8 |
2017年 | 19.3 | 24.1 | 8.0 | 14.1 |
差※ | 10.2 | 3.9 | 6.5 | 3.7 |
5月中旬 | 最高気温 | 最低気温 | ||
札幌 | 東京 | 札幌 | 東京 | |
2008年 | 15.8 | 19.6 | 7.6 | 13.2 |
2009年 | 17.6 | 24.3 | 8.3 | 17.1 |
2010年 | 16.7 | 22.0 | 8.4 | 14.9 |
2011年 | 15.6 | 23.2 | 7.0 | 15.3 |
2012年 | 15.2 | 23.8 | 7.8 | 15.4 |
2013年 | 15.3 | 24.2 | 8.0 | 16.2 |
2014年 | 19.2 | 24.9 | 8.7 | 17.3 |
2015年 | 17.3 | 26.0 | 8.4 | 17.2 |
2016年 | 20.0 | 24.7 | 10.6 | 14.8 |
2017年 | 19.1 | 24.1 | 10.2 | 15.5 |
差※ | 4.8 | 6.4 | 3.6 | 4.1 |
5月下旬 | 最高気温 | 最低気温 | ||
札幌 | 東京 | 札幌 | 東京 | |
2008年 | 17.8 | 23.8 | 9.7 | 16.9 |
2009年 | 19.0 | 23.6 | 11.1 | 17.6 |
2010年 | 17.0 | 23.0 | 9.0 | 15.5 |
2011年 | 18.3 | 21.8 | 9.8 | 15.2 |
2012年 | 19.6 | 24.1 | 10.8 | 16.7 |
2013年 | 20.7 | 25.7 | 11.3 | 18.9 |
2014年 | 21.5 | 25.8 | 11.1 | 17.7 |
2015年 | 22.0 | 27.6 | 11.3 | 17.2 |
2016年 | 23.1 | 26.2 | 12.8 | 16.5 |
2017年 | 20.7 | 26.9 | 12.2 | 18.2 |
差※ | 6.1 | 5.8 | 3.8 | 3.7 |
❸具体的な気温・日照時間・降雨量の割合
日ごとの最高気温・最低気温・日照時間・降雨量を各単位ごとに分け、その単位が1ヵ月の何%を占めるか、10年平均で1ヶ月31日の何日分になるかを一覧にした。東京も同様に一覧化し並べたので、比較してみてほしい。
最高 気温 | 札幌 | 東京 | ||
日数 | 割合 | 日数 | 割合 | |
30℃以上 | 0.1 | 0.3% | 0.7 | 2% |
28℃~ | 0.4 | 1% | 2.2 | 7% |
26℃~ | 1.2 | 4% | 7.2 | 23% |
24℃~ | 1.9 | 6% | 6.2 | 20% |
22℃~ | 3.2 | 10% | 6.5 | 21% |
20℃~ | 4 | 13% | 4.4 | 14% |
18℃~ | 5.8 | 19% | 2.4 | 8% |
16℃~ | 3.9 | 13% | 0.9 | 3% |
14℃~ | 4 | 13% | 0.4 | 1% |
12℃~ | 3.5 | 11% | 0.1 | 0.3% |
10℃~ | 1.5 | 5% | 0 | 0.0% |
10℃未満 | 1.5 | 5% | 0 | 0.0% |
最低 気温 | 札幌 | 東京 | ||
日数 | 割合 | 日数 | 割合 | |
20℃以上 | 0 | 0.0% | 1.5 | 5% |
18℃~ | 0 | 0.0% | 5.1 | 16% |
16℃~ | 0.1 | 0.3% | 9.9 | 32% |
14℃~ | 0.8 | 3% | 8.3 | 27% |
12℃~ | 4.1 | 13% | 4.5 | 15% |
10℃~ | 7.4 | 24% | 1.5 | 5% |
8℃~ | 8.6 | 28% | 0.2 | 1% |
6℃~ | 6.5 | 21% | 0 | 0.0% |
4℃~ | 2.1 | 7% | 0 | 0.0% |
2℃~ | 1.2 | 4% | 0 | 0.0% |
0℃~ | 0.2 | 1% | 0 | 0.0% |
0度未満 | 0 | 0.0% | 0 | 0.0% |
日照 時間 | 札幌 | 東京 | ||
日数 | 割合 | 日数 | 割合 | |
14時間以上 | 0.2 | 1% | 0 | 0.0% |
12時間~ | 4.9 | 16% | 4.1 | 13% |
10時間~ | 4.6 | 15% | 6 | 19% |
8時間~ | 3.7 | 12% | 3.4 | 11% |
6時間~ | 4.4 | 14% | 3.9 | 13% |
4時間~ | 2.5 | 8% | 2.3 | 7% |
2時間~ | 2.9 | 9% | 2 | 6% |
0.1時間~ | 4.8 | 15% | 4 | 13% |
0時間 | 3.0 | 10% | 5.3 | 17% |
降水量 | 札幌 | 東京 | ||
日数 | 割合 | 日数 | 割合 | |
50mm以上 | 0 | 0.0% | 0.6 | 1.9% |
40mm~ | 0.1 | 0.3% | 0.1 | 0.3% |
30mm~ | 0.3 | 1.0% | 0.6 | 1.9% |
20mm~ | 0 | 0.0% | 1.2 | 3.9% |
10mm~ | 1.2 | 3.9% | 2.1 | 6.8% |
5mm~ | 1.6 | 5.2% | 1.8 | 5.8% |
1mm~ | 5.4 | 17.4% | 3.1 | 10.0% |
0.1mm~ | 1.6 | 5.2% | 0.8 | 2.6% |
0mm | 20.8 | 67.1% | 20.7 | 66.8% |
2018年の気温(今年の結果)
最高気温 | 最低気温 | |
5月1日 | 17.2 | 7.5 |
5月2日 | 15.6 | 8.1 |
5月3日 | 16.8 | 8.5 |
5月4日 | 16.0 | 7.5 |
5月5日 | 12.6 | 7.7 |
5月6日 | 10.2 | 6.9 |
5月7日 | 14.0 | 8.5 |
5月8日 | 13.7 | 6.6 |
5月9日 | 14.1 | 5.6 |
5月10日 | 14.2 | 5.7 |
5月11日 | 20.5 | 6.6 |
5月12日 | 22.1 | 10.2 |
5月13日 | 15.4 | 12.1 |
5月14日 | 13.4 | 8.6 |
5月15日 | 24.2 | 8.2 |
5月16日 | 27.8 | 12.8 |
5月17日 | 20.3 | 10.6 |
5月18日 | 14.5 | 7.8 |
5月19日 | 12.2 | 7.5 |
5月20日 | 18.8 | 7.7 |
5月21日 | 21.9 | 10.2 |
5月22日 | 26.9 | 12.2 |
5月23日 | 22.3 | 12.5 |
5月24日 | 20.2 | 12.1 |
5月25日 | 18.4 | 11.0 |
5月26日 | 14.8 | 9.6 |
5月27日 | 16.4 | 9.9 |
5月28日 | 20.8 | 8.9 |
5月29日 | 23.1 | 10.5 |
5月30日 | 28.2 | 11.2 |
5月31日 | 21.6 | 15.7 |
平均 | 18.3 | 9.3 |
高低差 | 18.0 | 10.1 |
同じ5月でも最高気温が18℃も差がある。東京の感覚で言えば、28.2℃は夏の気候で、10.2℃は真冬の気候である。半袖でも暑い日と冬物コートが必要な日があるということ。特にゴールデンウィークでお花見に出かける頃は、毎日、天気予報のチェックが必須の時季である。
5月の札幌<観光/季節の風物詩・イベント>編
❶桜
<おすすめ3選>
<1>北海道神宮&円山公園
北海道神宮には、エゾヤマザクラやソメイヨシノ・ヤエザクラなど1400本もの桜が咲き、隣接する円山公園では、この時季限定で、公園内で火を使うことができるため、ジンギスカンやバーベキュー等が楽しめる。
また、神宮内280本の梅の木が、桜と同時に見頃を迎えるため、桜と梅2つのお花見が楽しめるのも大きな魅力である。更に、地下鉄東西線・円山公園駅から近く便利なため、札幌一の賑わいを誇る。
<2>モエレ沼公園
有名な彫刻家であるイサム・ノグチが基本設計をしたことで有名な公園で、東京ドーム40個分の広さ約189haもの広大な敷地の中に、サクラの森と呼ばれるエリアがある。
エゾヤマザクラやカスミザクラ・ソメイヨシノなど2600本もの桜が植えられており、この本数は札幌で一番、かなりの見応えである。
<3>真駒内公園
北海道マラソンのスタート地点や札幌オリンピックのメイン会場としても有名な公園で、85haの敷地に約13,200本の樹木があり、うち約1000本の桜の木は、エゾヤマザクラとヤエザクラが楽しめる。
<札幌中心部から徒歩圏内の見どころ>
<1>大通公園
地下鉄3路線全てが通る大通駅の真上にあり言わずと知れた公園。東西に西1丁目から西13丁目までの1.5kmあるが、そのうち桜が見られるのは西5丁目から6丁目・7丁目・12丁目である。
西5丁目あたりからテレビ塔と一緒の眺めはよく見る景観だが、西13丁目にある札幌市資料館(石造りの歴史的建築物)を背景とした桜の風景もおすすめしたい。
<2>北海道庁旧本庁舎
「赤れんが」として有名な北海道庁旧本庁舎を背景に、レトロな建物と桜の風景が異国情緒を感じさせる眺めは、札幌の象徴的な景観の1つ。札幌駅と大通駅の中間にあり利便性も良いが、その手前にある北三条広場も雰囲気良く、併せておすすめしたい。
<2>中島公園
地下鉄・大通駅からも徒歩17分・1,300m、すすきの駅からは徒歩11分・850mの近さにある。
鉄道利用の場合、最寄り駅としては3駅から選ぶことが可能。地下鉄南北線・中島公園駅または幌平橋駅なら出口より徒歩0分、市電・中島公園通または行啓通なら徒歩3分。
<開花日程・過去10年>
4月28日(2017年)
4月25日(2016年)
4月22日(2015年)
4月29日(2014年)
5月13日(2013年)
5月 1日(2012年)
5月 7日(2011年)
5月 3日(2010年)
5月 7日(2009年)
5月 1日(2008年)
今年(2018年)は4月26日であったので、5年連続で開花は4月下旬、見頃をゴールデンウィークに迎えているが、2013年より以前は開花が5月上旬、見頃はゴールデンウィークを過ぎてからである。
❷梅(平岡公園・北海道神宮)
<平岡公園>
約1200本の梅の木が、満開の時期には紅白の梅の花が咲き誇り圧巻。「ひらおか梅まつり」が、梅の開花に合わせて開催され、毎年10万人以上のお花見客を集める。
2018年の梅まつり開催期間は4月28日~5月20日であったが、梅の見頃(ピーク)は桜より若干遅かった感があり、ゴールデンウィーク明けが一番の見頃であった。
札幌中心部から少し離れているが、地下鉄東西線新札幌駅または大谷地駅からバスで行ける。梅まつり期間は、臨時シャトルバスも出ているので要チェック。
<北海道神宮>
桜の項目でも記したが、1400本の桜と280本の梅が同時に見られるのが、全国的にも珍しい景観である。2018年は、ゴールデンウィーク後半に、桜とほぼ同時に楽しむことができた。
❸ライラック(さっぽろライラックまつり・他)
ライラックは、札幌市のシンボルにもなっているので、大通公園をはじめ札幌市内の至る所に咲いているが、注目したい場所としては3カ所を紹介したい。
<大通公園>
大通公園内の西1・2・5・6丁目エリアに、約400本(白30本、紫系370本)のライラックを観ることができる。
大通公園が「さっぽろライラックまつり」のメイン会場となっているので、花の鑑賞だけでなく、記念樹配布やコンサート、フードコートなどのイベントも楽しめる。詳しくはライラックまつりの項目にて。
<創成川公園>
大通公園テレビ塔のすぐ近くにある創成川通にある創成川公園に、約30種類200本のライラックが咲く全長820mのライラック並木がある。ここからも、テレビ塔と一緒の景観が楽しめる。
<川下公園>
約230種類1700株の国内最大級ライラックコレクションを楽しむことができる。さっぽろライラックまつりの会場にもなっていて、2018年は大通公園終了後の6月2日3日に開催された。
❹チューリップ(滝野すずらん丘陵公園・大通公園)
<滝野すずらん丘陵公園>
200品種23万本ものチューリップが、一面に咲き誇り色鮮やかである。毎年5月下旬~6月中旬に開催される「チューリップ・すずらんフェスタ」も楽しみ。2018年は、5月19日(土)~6月10日(日)開催であった。
授乳室やキッズスペース・おむつ交換台・屋内で飲食できるスペース・遊具・屋内の遊び場・水遊びスポット(夏)などがあるので、小さなお子様がいるファミリーには、特におすすめ。
<大通公園>
西1・2・5・6丁目の花壇で見ることができる。滝野すずらん丘陵公園のように一面に咲き誇るという訳には行かないが、毎年違ったデザイン性ある観賞方ができ、ライラックまつりと一緒に、5月中旬から下旬に楽しむことができる。
❺その他、大通公園で楽しめる花
大通公園では4月~10月の間、様々な場所に花壇を設置している。5月に見られる花として、チューリップ以外の例を3つほど紹介したい。
・レンギョウ:4月下旬~5月上旬(西4・6丁目)
・ヨドガワツツジ:5月中旬~6月上旬(西1・7丁目)
・レンゲツツジ:5月下旬~6月中旬(西1丁目)
❻さっぽろライラックまつり
初夏の大通公園で北海道ワインと食を堪能!と銘打っている通り、ライラックがメインではない。ワインがメインで、ライラックはタイトルに使用されただけの感のあるイベントである。
2018年開催期間は、5月16日(水)~27日(日)
ラーメンショーと同時開催であり、大通公園は大変混み合っているが、ライラックが素晴らしいのか?ワインか?ラーメンか?は不明である。
5月~10月まで、大通公園では何かしらの理由を付けてイベントをしているので、食の内容については、各まつりの違いも不明になりつつある。要は、アルコールとラーメン・海の幸があって、賑やかであれば良いのかもしれない。
❼ラーメンショー
まず、この「札幌ラーメンショー」は、全国の魅力的なラーメンが味わえるという展開であり、北海道または札幌のラーメンがテーマではない。よって、観光客にとってよりも、北海道民・札幌市市民にとっての方が意味のあるイベントである。
このラーメンショーとしては、札幌は全国で3番目の展開で、2015年5月からスタートし、2015年は約85,000人、2016年約130,000人と多くの来場ある、初夏の札幌を彩る定例イベントとなっている(ライラックまつりとの相乗効果もあるであろう)。
4回目となる「札幌ラーメンショー2018」は、第1幕・第2幕に分け、計12日間の開催となっている。
5月15日(火)〜5月20日(日)
「博多新風」「尾道ラーメン 喰海」「麺屋 凩×芦田屋」「金澤濃厚中華そば 神仙」「東京スタイル鶏らーめん」「ソラノイロ」「酒田ラーメン 花鳥風月」「海老麺総本家 地元家」「札幌みその×東京けいすけ」「みそラーメンのよし乃」
5月22日(火)〜5月27日(日)
「中華そば ムタヒロ」「極味噌らぅめん 吟屋」「山雄亭」「日本ラーメン協会」「牛骨らぁ麺」「らあめん 元」「活力再生麺屋」「らぁめん めんきち×魂麺」「 MEN-EIJI×博多一風堂」「らーめん炙亭 ぼたん」
❽小学校の運動会
札幌の小学校運動会は、秋・10月ではなく、春・5月6月にほぼ全てが集中している。全国的にも運動会が秋から春に変わりつつあるが、北海道では昔から春に行われている。
6月だと本州では梅雨の心配もあるが、北海道では関係ない。逆に10月は下手をすれば雪が降ることもあるので、5月の方が無難。
地域ぐるみのイベントになっているところもあり、5月26日の週には、ニュースで何度か7割の小学校で運動会があると流れていたので、よほどの一大関心事なのであろう。
5月19日(土曜日):3校
5月26日(土曜日):142校
6月2日(土曜日):53校
6月3日(日曜日):1校
6月9日(土曜日):1校
9月15日(土曜日):1校
計201校
5月の札幌<注意>編
❶花粉症
北海道には、道南の一部地域を除き、スギの木がほとんど自生していないため、スギ花粉の心配はほとんどない。
しかし、春のシラカバやハンノキから始まり、夏はイネ、秋はヨモギの花粉などが飛散している。特には、北海道特有のシラカバ花粉症に悩まされる方が急増していて、移住後に突然、発症してしまうこともあるようである。
❷クマ
市街地の生ゴミをあさりに着たり、オスがメスを追いかけまわしている間に迷い込んでしまったりと理由はいくつかあるが、札幌市内にもクマの目撃・痕跡情報は多々ある。4月から出るが、5月から8月くらいに向け増え始め、10月11月で終息する。
2012年以降の情報件数が札幌市役所のホームページに掲載されているが、2012年の167件から105件、89件、82件、33件と年々減り続けていたが、2017年には106件と、また増えている。
多く出没するのは南区で、藤野・簾舞・豊滝・定山渓・自然歩道藻岩山ルート・常盤・藻岩山・真駒内・砥山・白川市民の森などで、情報件数が特に多い。
ハイキングやキノコ狩りの際には十分に注意が必要である。
❸カラス
4月上旬頃から7月下旬頃がカラスの繁殖期で、卵やヒナを守ろうとして、巣の付近に外敵を近寄らせないため、威嚇をしてくる。
最初から危害を与えてくるわけではなく、最初は警告的に頭のすぐ上を飛んできたりするが、それでもまた近寄ってきた場合、後頭部を小突いてきたり攻撃してくる。
この時季、大きな公園や河川敷などを散歩やジョギングするのはとても気持ちが良いが、カラスには気を付けたい。
また、公園でお弁当などを広げていると、横取りされる可能性もある。円山公園では多いようで、そのような書き込みを目にすることがあるので注意した方が良い。
最後に/札幌移住なら失敗後悔の確率は低い
さすがに200万人に近い大都市札幌では、交通や買い物の利便性だけでなく、季節の風物詩やイベントなどを楽しめる機会も多いので、地方にありがちな退屈な毎日になる可能性は低いです。
もちろん、何を楽しむかは人それぞれ違うので、札幌で行われているイベントなど不要な方もいるでしょう。但し、有るものが邪魔なら避けていればよいが、有ってほしいものが無ければ、何もできないですね。
あくまでも、札幌移住なら失敗後悔の確率は低い!のは確かだと思います。
【出典・参考元】
ようこそさっぽろ
https://www.sapporo.travel
公益財団法人札幌市公園緑化協会
www.sapporo-park.or.jp