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北海道移住の後悔&失敗談“札幌・新千歳空港JR線運休への対応方”を検証

JR北海道を巡る廃線や資金繰りなどの不安材料的なニュースは、北海道に住んでいるとよく目にする。そして、これらは他人事ではなく、北海道内の多くの個人個人にも影響を与えている。

本日も、新札幌駅構内で線路脇の信号機が倒れて上下線の線路をふさぐトラブルが起こり、札幌・新千歳空港間のエアポート快速が3時間も運転を見合わせるという事態が発生した。

このようなケースは稀なことではなく、それにより新千歳空港発の航空便に乗り遅れるという被害にあわれた方は少なくなく、SNSやブログ等で非難の的となっている。

しかし、日本一を誇る羽田空港・新千歳空港路線だけでなく、関西や名古屋、東北・北陸・中四国・福岡・沖縄などあらゆる方面へ新千歳空港から空路がつながっており、札幌に移住するということは、帰省やビジネスの面などでメリットも大きい。

そこで、札幌~新千歳空港間の移動手段について調べ、問題となるJR線の遅延・運休にどう対処したらよいかの検証を行うことにした。

まずは航路面の充実度、そして次に新千歳空港への交通アクセスについてまとめ、最後にJR線の遅延・運休への対処方を検討してみる流れで進めてみたい。

移住(永住)・転勤などで札幌へ引越しされる方や旅行・出張の方の参考になれば幸いである。

※航空・列車・バスの情報は2018年夏ダイヤであり、その後変更となる場合があるので、詳細についてより、大筋のイメージとして捉えてほしい。

航空路線の利便性

新千歳空港の発着路線・便数

●北海道内:函館2・釧路3・女満別7・稚内2・利尻1・根室中標津3

●東北:青森5・いわて花巻3・秋田4・仙台14・山形1・福島1

●関東関越:新潟5・茨城2・成田19・東京(羽田)54

●中部:富山1・小松1・信州まつもと1・静岡1・名古屋(中部)19

●近畿:大阪10・関西12・神戸6

●中国四国:岡山1・広島2・松山1

●九州沖縄:福岡5・沖縄1

丘珠空港の発着路線・便数

函館1、釧路4、利尻1、三沢(八戸)1、富士山静岡1

新千歳空港への交通アクセス

JR線・バス路線ともに本数は十分にあるので、通常期においては、とても便利である。また、浜松町・羽田空港間のモノレールのように途中停車駅が異なり所要時間が大幅に異なるような複雑さはない。

列車

➀JR線の駅から出発する場合

快速エアポートを利用すれば、札幌~新千歳空港間を約37分、運賃はおとな1,070円・こども530円。指定席Uシート(有料)と普通席(自由席・運賃のみ)がある。

札幌駅発では、6時台から20時台まで出発しており、8時台~19時台は札幌駅を毎時05分・20分・35分・50分の同時刻・15分間隔で出発しているので、分かりやすくもあり、分からずに行っても時間が合わずに困るということも少ない。

停車駅は、札幌・新札幌・北広島・恵庭・千歳・南千歳・新千歳空港が基本(朝晩にそれ以外の駅に停まる列車も少しだけある)。

1時間に4本の快速列車のうち、2本は札幌駅発着、他2本は小樽駅発着(交互)で、小樽駅発着の小樽・札幌間の停車駅は、南小樽・小樽築港・手稲・琴似である。

6両編成で、4号車は指定席Uシートで運賃以外に料金520円が必要。普通席は列車により座席のスタイルが異なり、山手線のようなスタイルと特急列車のようなスタイルの2種類がある。

②地下鉄の駅から出発する場合

地下鉄線が新千歳空港まで乗り入れている訳ではないので、地下鉄の駅からは、札幌か新札幌でJR線に乗り換える必要がある。

大通駅やすすきの駅からだと、地下鉄さっぽろ・JR札幌駅乗換が良い。地下鉄新さっぽろ・JR新札幌乗換えより、距離的には遠回りになるが、札幌乗換えがおすすめである。

料金(運賃)としても、大通~地下鉄新さっぽろ(乗換)JR新札幌~新千歳空港の場合は1,200円(320+880)、大通~地下鉄さっぽろ<乗換>JR札幌~新千歳空港の場合は1,270円(200+1,070)と、札幌経由の方が70円高くなる。

乗車時間も、札幌経由の方が新札幌経由より0~8分程度早いだけである。

しかし、快速エアポートは混み合い座れない場合があるので、札幌乗換えがおすすめでさる。札幌からでも座れる保証はないが、新札幌からでは座れる確率はかなり低くなる。

※通常運行時であれば、札幌経由をおすすめする。

大通以外の東西線の駅を出発する場合は、札幌経由だと大通とさっぽろの2回乗換えが発生するので、通常運行時でも新札幌経由の方が良い。南北線と東豊線であれば、さっぽろ駅での1回乗換えだけで済む。

バス

札幌市内の各地下鉄駅バスターミナルからも、新千歳空港行きの直行バスが発着している。

<直行便のある地下鉄の駅>
「南北線」:麻生・北34条・北24条・さっぽろ・大通・すすきの・中島公園・澄川・真駒内
「東西線」:宮の沢・発寒南・円山公園・西11丁目・大通・南郷18丁目・大谷地
「東豊線」:環状通東・東区役所前・さっぽろ・大通・豊水すすきの・月寒中央・福住

列車の場合、地下鉄からJR線への乗換えが発生するため、乗換えを面倒と考える方は、時間は少し長くかかるが、バス利用にも価値がある。

<各ホテル発着>
以下のホテルからも直行バスが発着している。但し、札幌中心部を走行すること及び複数のホテルを回るパターンもあり、地下鉄駅発着よりも所要時間が長めであるため、そのホテル宿泊者以外は、よく検討の上利用した方が良い。

京王プラザホテル札幌
ロイトン札幌
札幌プリンスホテル
ANAクラウンプラザホテル札幌
札幌グランドホテル
ホテルリソルトリニティ札幌
ホテルサンルートニュー札幌
プレミアホテルTSUBAKI
アパホテル&リゾート〈札幌〉

料金は片道1,030円(往復券や4枚つづり回数券、京急線とのセット券もある)。予約は不可で、満席の場合は、次の便を案内されるようなので、その点も注意が必要である。

列車とバスの所要時間を比較

※「直行バス」欄が「-」表示の駅は、直行バスが無いことを意味する

【南北線】地下鉄+札幌乗換+JR直行バス
麻生9分+乗換+37分=46分+乗換50分
北34条7分+乗換+37分=44分+乗換50分
北24条5分+乗換+37分=42分+乗換65分
北18条3分+乗換+37分=40分+乗換
北12条2分+乗換+37分=39分+乗換
さっぽろJR線のみ37分80分
大通2分+乗換+37分=39分+乗換73分
すすきの3分+乗換+37分=40分+乗換70分
中島公園5分+乗換+37分=42分+乗換80分
幌平橋7分+乗換+37分=44分+乗換
中の島8分+乗換+37分=45分+乗換
平岸9分+乗換+37分=46分+乗換
南平岸11分+乗換+37分=48分+乗換
澄川13分+乗換+37分=50分+乗換70分
自衛隊前15分+乗換+37分=52分+乗換
真駒内18分+乗換+37分=55分+乗換60分
【東西線】地下鉄+新札幌乗換+JR直行バス
宮の沢35分+乗換+28分=63分+乗換65分
発寒南32分+乗換+28分=60分+乗換55分
琴似30分+乗換+28分=58分+乗換
二十四軒28分+乗換+28分=56分+乗換
西28丁目26分+乗換+28分=54分+乗換
円山公園24分+乗換+28分=52分+乗換90分
西18丁目23分+乗換+28分=51分+乗換
西11丁目21分+乗換+28分=49分+乗換85分
大通19分+乗換+28分=47分+乗換73分
バスセンター前17分+乗換+28分=45分+乗換
菊水15分+乗換+28分=43分+乗換
東札幌13分+乗換+28分=41分+乗換
白石11分+乗換+28分=39分+乗換50分
南郷7丁目9分+乗換+28分=37分+乗換
南郷13丁目7分+乗換+28分=35分+乗換50分
南郷18丁目5分+乗換+28分=33分+乗換45分
大谷地3分+乗換+28分=31分+乗換40分
ひばりが丘1分+乗換+28分=29分+乗換
新さっぽろJR線のみ28分
【東豊線】地下鉄+札幌乗換+JR直行バス
栄町駅11分+乗換+37分=48分+乗換
新道東駅9分+乗換+37分=46分+乗換
元町7分+乗換+37分=44分+乗換
環状通東5分+乗換+37分=42分+乗換50分
東区役所前4分+乗換+37分=41分+乗換55分
北13条東2分+乗換+37分=39分+乗換
さっぽろJR線のみ37分80分
大通2分+乗換+37分=39分+乗換73分
豊水すすきの4分+乗換+37分=41分+乗換70分
学園前6分+乗換+37分=43分+乗換
豊平公園8分+乗換+37分=45分+乗換
美園10分+乗換+37分=47分+乗換60分
月寒中央12分+乗換+37分=49分+乗換60分
福住14分+乗換+37分=51分+乗換50分

バスの所要時間は、バス会社の予定時間であるが、バスの方が早い駅もある。

ただ、利用者の多くは札幌の中心部を通るルートのバスとなるため、だいたいはバスより列車の方が短時間になると一括りに考えていても問題ない。

遅延・運休について

札幌で一番確実な公共交通機関は地下鉄であり、次に市電(路面電車)である。時間通りに運行されるかだけでなく、運休することもほぼない。

しかし、北海道のJR線は、東京のJR線や京急線・モノレールと異なり、快速エアポートを含め、遅延・運休は珍しくない。

冬の雪に影響されてであれば、まだ諦めもつくが、それ以外の事由による遅延が多く、年間を通して発生している。

バスについては、札幌に限らず道路の渋滞により本州各地でも遅延が起きるのと同様に、遅延は起きる。しかし、それに加えて札幌の場合は、更に雪の影響で遅延+運休が発生するので、特に冬には注意が必要となる。

列車とバスとどちらが良いか?どちらも100%信用してはいけない。どうしても、どちらかを選ぶのであれば、冬はJR、春夏秋はバスの方が無難である。あくまでも遅延・運休を想定した場合であるが。

北海道以外では、空港への到着は30分前までを目途にする方が多いが、札幌の場合は、1時間は計算しておいた方が良い。10分程度の遅延は本当によくある。

JR事故への対応方

前記の状況を踏まえ、JR線が事故・故障などで運転を見合わせるような事態に遭遇した場合の対応策を検討したい。

確認するべきポイント

❶JR線の代案となるのは、公共交通機関ではバスまたはタクシーである。

❷バスは、地下鉄線の多くの駅バスターミナルから発着している。

❸地下鉄は、札幌で一番確実な公共交通機関である。

札幌駅から新千歳空港へ向かう場合

❶札幌駅発のバスはたいへんに混み合い、乗車するまでに長い時間を要する場合が多いので、地下鉄の駅発着の直行バスを利用することをおすすめする。

❷地下鉄の駅発着バスの中でも、所要時間が短い路線であり且つ札幌中心部をできる限り通らない発着駅を選んだ方が良い。札幌駅から近い大通やすすきの駅発より、真駒内や大谷地駅を選ぶ方がよい。

但し、便数が少ないので、発着時刻の確認も必要である。

また、新千歳空港に向け遠ざかるが、南北線や東豊線の北方向の方が、バス所要時間が短い場合があるので、所要時間一覧表をよく確認して頂きたい。

❸地下鉄のさっぽろ駅から地下鉄に乗車できるのは、南北線と東豊線であるが、JR札幌駅から分かりやすいのは南北線である。但し、バスの所要時間が一番短いのは東西線の大谷地駅である。

❹一般道を長く走るバス路線と高速道路を長く走るバス路線があるので、できれば道路の渋滞状況も確認した上で発着駅を選ぶ方が良い。

新千歳空港から札幌市内へ向かう場合

❶基本的には、地下鉄線の駅着の路線であれば、どの路線でも良いので、空いているバスを見つけることである。

❷例えば、札幌駅周辺へ向かいたい場合であっても、札幌駅行きバスは、JR線が遅延運休している場合、大混雑となり乗車まで長い時間を要する可能性が高い。

その場合は、所要時間が短い且つ空いているバスを選び、とにかくバスに乗車してしまう。その駅からさっぽろ駅までの地下鉄線は全く問題がないので、札幌駅や札幌駅に近い駅に拘りバス待ちが長くなるよりは、とにかくバスに乗ってしまおう。

最後に/札幌移住なら失敗・後悔の確率は低い?

確かにJR北海道の遅延・運休確率は、他のJR線に比べ2倍もあるというデータもあり、新千歳空港から航空便を利用する際の妨げになる可能性は高いです。

しかし、航空便は多く、JR線の代案となるバス路線は一定程度揃っています。

日常生活において、通勤やお買物等に交通移動ストレスが少ない分、新千歳空港への移動の時だけ、札幌用の用心をするようにすれば良いだけと思われます。

航空便発時刻より1時間以上早く新千歳空港に到着するよう用心をしておきましょう。また、できれば地下鉄の駅発着のバス路線を利用するようにして、往路だけでもJR線を利用しない計画にできれば、更に無難です。

残念ながら、航空便利用までの移動手段についてだけは、東京や福岡などに比べ札幌は劣っています。

ただ少しだけマイナス面に用心すれば、それを補って余りある快適な生活が得られますので、プラスとマイナスをよく検討してみて下さい。

【出典・参考元】
札幌中央バス
http://pound.chuo-bus.co.jp/

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