北海道神宮は、札幌で一番有名なお花見スポットですが、有名であることには理由があります。
しかしその理由は、お花見の楽しみ方や観に行く人たち(間柄)などによって、必要な部分とそうでない部分があります。
ほとんどの情報において、なぜこんなにも北海道神宮が花見(桜)の人気スポットとして扱われているのか?
今回は、まずは桜の名所として北海道神宮をお勧めする情報類を集約してみました。
そしてその上で、誰しもが札幌で桜のお花見に北海道神宮を選ぶ価値=「桜と梅の競演」の部分をご説明します。
実は、神宮内の巡り方がとても重要なので、そこを中心にお伝えします。
北海道神宮がおすすめの理由(まとめ)
❶北海道神宮の厳かな雰囲気とマッチした上品でもあり圧巻でもある参道・本殿の桜が見事だから。
❷同時に鑑賞できる「梅」が、桜に負けじと見事だから。
❸お隣の円山公園ではバーベキューやジンギスカンなどを、公園内で火を使って楽しむことが出来るから。
❹北海道神宮内でも60店舗ほどの出店が出るので、一杯やりますか!が可能となるから。
❺円山公園には、バーベキュー以外にもピクニックが味わえる自然豊かな緑のスペースが至る所にあり、また円山動物園や野球場・テニスコートなど、1日いても飽きない要素が詰まっているから。
★要するに「桜」も「梅」も素晴らしい!加えて目だけでなくお腹も満たしてくれるし、仲間でワイワイ楽しむことが出来る!
これらが、北海道神宮がおすすめされる要点のまとめです。
重要なのは「桜と梅の競演」鑑賞
しかし、上記の中で❸❹❺は、わいわいグループ(ファミリー)には必要でも、カップルや熟年ご夫婦には必要でない部分かもしれません。
グループにもカップルにも必要なのは❶❷の「桜と梅」です。
そして、その桜と梅は、観方によって北海道神宮のお花見としての価値が2倍になったり、他のお花見スポットと大して差がない程度の価値になってしまうか変わってきます。
本来の「桜」と「梅」のおすすめポイントとともに、巡る順番も併せてご説明していきます。
1,400本もの桜
エゾヤマザクラやソメイヨシノ・ヤエザクラなどを中心に、1,400本もの桜が咲いています。
特に第2鳥居を入って、まっすぐに伸びる参道沿いの桜はお見事です!
その参道の最後に、上の写真に写る「本殿」があります。
280本の紅白の梅の花
北海道神宮には280本の梅の木も植樹されていて、この梅と桜が同時に見頃を迎えるため、北海道神宮では一度で二度美味しい、桜と梅のお花見が可能です。
本州では普通、梅と桜の季節は全く違いますが、北海道では梅と桜がほぼ同時に咲きます。
この現象は、全国的にも珍しいことのようです。
しかも、北海道神宮では、2018年2019年と2年連続でゴールデンウィーク中に、桜と梅の両方同時に見ごろを迎えていました。しかも、梅は紅白両方を観ることができました。
下の境内案内図の写真の下方に「現在地」があり、第2鳥居のすぐ近くになります。ここを左手に入っていくと「梅林」があります。濃い緑色になっている部分が梅林です。
桜と梅はどちらを先に観るべきか?
第2鳥居を入ると、左に行けば梅林ですが、まっすぐに行くと上の写真のような「参道」の桜並木も目に飛び込んできます。
正直、どちらから先に観た方が良いのか迷うところですが、迷う方は、是非とも「桜」からさきに観ることをおすすめします。
理由は簡単で、「桜」より「梅」の方が色が濃い・艶やかなので、梅から先に観てしまうと、桜の木が薄っすらボヤけて見えてしまう可能性があるからです。
もっと分かりやすい地図なら↓(北海道神宮のHPです)
北海道神宮HPの境内地図
おすすめ順路は?
北海道神宮の「桜」も「梅」もどちか単独でも観に行く価値がありますが、両方を1度に「桜と梅の競演」が楽しめるのが、北海道神宮の最大の魅力です。
しかし、桜よりも先に梅を見てしまうと、桜がボケてしまう可能性があるので、桜を先に観て、最後に梅を観る方法をおすすめしていきます。
効率的&ポピュラーな進路
円山公園駅から一番近い「公園口鳥居」から入ったら、まっすぐ「本殿」を目指しましょう。
本殿でおみくじなどを引いた後に、「第二鳥居」へ向かいながら参道の桜も楽しみましょう。
そして、第二鳥居の手前を右に入って、梅林を最後に楽しみましょう。
しかし、上記の進路が効率的でポピュラーではあるのですが、この進路だと円山公園の宴会地域を通ることになり、けむけむの中を抜けることになります。
また、この宴会を目当てにしたカラスたちにも遭遇します。
桜と梅の競演・おすすめコース
円山公園には入らず、北海道神宮へは「第二鳥居」から入ってください。
そして、目に飛び込む「参道」の桜並木を楽しみながら、まっすぐに「本殿」へ向かいましょう。
本殿でおみくじなどを引いた後は、「参道」の元来た道を戻りましょう。
そして、第二鳥居の手前を右に入って、最後に梅林を楽しみましょう。
その進路だと屋台などを楽しむことはできませんが、桜と梅を楽しむためには、この進路が無難です。
最後に
桜と梅の開花時期は、その年によっても異なりますし、スポットによっても満開見ごろの日程が異なりますので、情報をインターネットやテレビニュースなどで、しっかり掴んでから行かれることをおすすめします。
ちなみに、梅だけを楽しみたい方には、北海道神宮よりも「平岡公園」をお勧めします。こちらをご参考まで↓
札幌でお花見なら平岡公園の梅林・紅白鮮やかな梅の広がりが圧巻!
上の記事にも書きましたが、平岡公園の梅が一番ですが、どうも平岡公園の梅の見ごろは、桜の見ごろよりも少し遅いようです。
また、紅白の見ごろ時期もズレることが多いです。
そんなところも併せると、北海道神宮が無難と言えるかもしれません(タイミングさえ合えば、梅は平岡公園の方が絶対におすすめです)。
旅行で日程が限られた方と転勤等で札幌に引っ越しされた方でも違いますし、札幌への春旅行が初めての方とリピーターの方でも違いますので、開花情報などと併せて、ご検討してみてください。