札幌は、人口が200万人に近く、北海道で一番大きな都市ですから、多くの方々が様々な理由で引っ越しされてきます。
勤務先の転勤や学校への入学といった数年間のために引っ越して来られる方、リタイア後だけでなく若くしても北海道に快適生活を求め「移住」してくる方もいます。
その中には、札幌での生活経験もなく、実生活情報が少ないままに住む場所を決めなければならない方も多いことでしょう。
特に、会社の転勤命令で急遽引っ越しが決まった方などは、少ない情報と短時間の中で、下手をすれば現地を見ることなく不動産物件の画面・ペーパーだけで決めざるを得なく、住み始めてみて後悔するという方も多いと思います。
そこで本サイトでは、そんな方々に最寄駅をどこにすればよいかを決めるお手伝いとして、札幌市営地下鉄3線(東西線・南北線・東豊線)の44駅(さっぽろ・大通を除く)について、その駅付近に引っ越しをすると、どのようなメリットとデメリットがあるのかをまとめてみました。
今回は、東西線の「北24条」駅についてです。
まず先に「メリット」と「デメリット」をまとめ、続いて、メリット・デメリットの根拠にもなる、その駅の「交通の利便性」「買い物の利便性」「駅の発展性」について、具体的なデータや店舗名などを順に並べました。
住む方の好みによって情報に対する善し悪し捉え方が違うので、できる限り個人的な感想は含めず、できる限り客観的にまとめてみました。
北24条駅に住むメリット
❶北24条駅は、札幌の中心地・さっぽろ駅までわずか3駅・5分、大通駅まで4駅・7分、タクシーを利用しても1,500円未満と、都心部への交通利便性の高い地域です。
❷北24条駅の周辺には、食品系スーパーマーケットやドラッグストア・100円ショップなどが揃っていて、日常の買い物利便性が高い地域です。
駅周辺以外にも、まいばすけっとのような食品系も購入できる小さな店舗が複数点在しています。
❸コンビニエンスストアは、駅周辺にセイコーマート・セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートの4種類すべてが揃っていますから、コンビニ派の方にも便利な駅周辺です。
❹スポーツジムも駅から徒歩1分と6分に2店舗あり便利です。
札幌では、冬は屋外でのランニングやスポーツが難しくなりますので、スポーツジムが近くにあると便利です。
もちろん、札幌駅や大通駅周辺にも揃っていますので、会社帰りにそれらのスポーツジムを利用するということでもよいかもしれません。
北24条駅に住むデメリット
❶昔から栄えている街ですから、どちらかというと小さな店舗も多く、街全体がゴミゴミし騒々しさを煩わしく感じる方もいます。
❷ファッション・眼鏡系や家具・ホームセンターなどの非日常的な買い物店舗はほとんどありません。
❸歓楽街的エリアもあるので、治安的に不安であるという声もあります。
確かに北区は札幌市内で犯罪率が高い方の地域です。但し、札幌市全体は、東京や名古屋・大阪・福岡などに比べて犯罪率が低い都市ですから、それらの都市から引っ越しされてくる方にとっては、あまり問題ではないかもしれません。
❹北区は札幌市の中で、地震発生時に揺れが大きい方の地域であり、冬は降雪量の多い地域ですから、もし北区・東区・西区以外の地域と迷った場合には、地震や降雪量のことも考慮した方が良いかもしれません。
交通の利便性
札幌中心部・終点駅までの地下鉄所要時間
大通駅まで7分、さっぽろ駅まで5分、麻生駅まで4分、真駒内駅まで23分です。
札幌中心部からのタクシー料金
大通駅から 北24条駅まで両駅間の距離で1,390円前後です。
(道路状況や走行経路等で多くかかる場合もあります)
新千歳空港までの交通アクセス
地下鉄(さっぽろ駅)からJR線(札幌駅から快速エアポート・15分間隔)に乗り継ぎの場合「5分+乗換+37分=42分+乗換時間」、直行バスの場合「65分(所定時間)」となります。
他路線の複線利用可能駅(徒歩30分以内)
❶元町駅まで29分(2.3 km)
❷八軒駅(JR)まで30分(2.4 km)
買い物の利便性
買い物の利便性を計るために、各駅にある買い物店舗を店舗名と駅からの距離について、以下の通り抽出してみました。
➀どの店舗をどの範囲まで抽出するのか?について、こんな店舗が近くにあったら便利ではないか!という業態に絞り、またその業態店舗の利用方に応じて駅からの範囲(距離・分数)について設定を変えてみました。
②店舗までの距離を駅からの直線距離で表記している場合は、徒歩の目安分数は通る経路や歩く速度によって変わりますが、大よその目安としては次の通りで見て下さい。
直線距離800m・・・徒歩約10~15分
直線距離560m・・・徒歩約7~10分
直線距離400m・・・徒歩約5~7分
直線距離280m・・・徒歩約4~5分
③店舗のデータは2018年8月時点です。その後の出退店により多少の変化はありますので、その時点での正確性についてはご注意ください。
スーパー・コンビニなど日常の買い物店舗
❶スーパーマーケット/駅から直線距離800m以内
150m まいばすけっと北23条西3丁目店
150m スーパーエース23条店
170m まいばすけっと北23条西5丁目店
290m マックスバリュ北店
500m まいばすけっと北23条東1丁目店
650m まいばすけっと北19条西4丁目店
680m スーパーアークス北24条店
740m 東光ストア北栄店
790m まいばすけっと北30条西5丁目店
❷コンビニエンスストア/駅から直線距離280m以内
セイコーマート1店舗、セブンイレブン2店舗、ローソン2店舗、ファミリーマート2店舗
❸ドラッグスストア/駅から直線距離560m以内
110m ツルハドラッグ北24条店
❹100円ショップ/駅から直線距離560m以内
80m キャン・ドゥ北24条店
家電・衣料品など非日常的な買い物店舗
❶ファッション・スポーツ系店舗/駅から直線距離400m以内
該当する店舗はありません
❷メガネ・コンタクト系店舗/駅から直線距離400m以内
該当する店舗はありません
❸家電量販店・PC系店舗/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません
❹ホームセンター系店舗/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません
❺家具・大型雑貨系店舗/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません
ファミレス・ファストフード・カフェ店舗
❶ファミリーレストラン系店舗/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません
❷ファストフード系店舗/駅から直線距離400m以内
50m 松屋北24条店
50m ミスタードーナツ北24条駅前ショップ
90m モスバーガー札幌北24条店
120m なか卯札幌北24条店
230m ケンタッキーフライドチキン北二十四条店
❸チェーン系カフェ店舗/駅から直線距離400m以内
該当する店舗はありません
ATM・スポーツジムなど生活に必要な施設
❶銀行・ATM店舗/駅から直線距離280m以内
すぐ近く 北海道銀行北二十四条支店
60m 北洋銀行北二十四条支店
170m 札幌北二十三条郵便局
190m 北海道信用金庫白楊支店
220m 遠軽信用金庫札幌支店
❷スポーツジム店舗/駅から徒歩15分以内
1分 スポーツクラブジョイフィット札幌北24条駅
6分 ホリデイスポーツクラブ札幌北24条店
❸チェーン系書店/駅から直線距離800m以内
該当する店舗はありません
❹レンタルビデオ店/駅から直線距離800m以内
すぐ近く ゲオ札幌北24条駅前店
駅の発展性
北24条 駅の利用者数(2016年・1日平均乗車人員)は14,381人でした。
過去10年間の利用者数の推移は2006年の14,157人から2011年には13,565人と、前半5年間の伸率は95.8%、後半の5年間で106.0%、10年間トータルでは101.6%でした。
地下鉄3路線全駅の平均は107.8%で、南北線16駅の平均は98.5%、東西線18駅の平均が113.1%、東豊線14駅は116.6%でした。
札幌市営地下鉄の全49駅(さっぽろ2路線・大通3路線を各1駅ずつとして)のうち利用者数(乗車人員)では13位で、10年間の伸率では38位となります。
交通と買い物の利便性が高いエリアですから、利用者数は多い方となりますが、2016年までの10年間の伸び率は、101%と札幌市営地下鉄全49駅の平均を大きく下回っています。
但し、98.5%と下降気味の南北線の中で比較すれば、検討している方とも言えます。
最後に
最後に、札幌市営地下鉄線の全46駅の中で、おススメの駅をご紹介しますので、よろしければ、駅名から飛んでみてください。
利便性からおススメの駅
各駅のメリット&デメリットを総合的に判断して、おススメの駅をご紹介します。
少しお高めでも良ければおススメの駅
利便性の割にリーズナブルな駅
住みたい街ランキングSUUMO-2018
1位:さっぽろ
2位:円山公園
3位:大通
4位:琴似
5位:麻生
6位:新さっぽろ
7位:平岸
8位:桑園(JR線)
9位:中島公園
10位:北24条
※さっぽろ駅と大通駅は、本サイトで記事を作成しておりません(情報はいくらでもあるため)
※バスセンター前駅周辺の創成川イースト地域は、さっぽろ駅・大通駅周辺地域と重複します。
交通の利便性が良い(特色のある)駅
都心部:さっぽろ・大通駅の隣駅
・西11丁目駅
・バスセンター前駅
・北12条駅
・すすきの駅
・北13条東駅
・豊水すすきの駅