北海道に移住して学んだことから、札幌観光と札幌生活に本当に役立つ情報へまとめあげたブログです。

北海道移住の後悔&失敗談“札幌も30度超!どこへ行けばいいの?”を検証

今年(2018年)は岐阜県多治見・美濃で5年ぶりに40℃を超え、日本全国的に猛暑日が続く厳しい年である。

札幌はというと、6月に平年の3倍の雨量を記録し、7月上旬には過去50年間で2番目に少ない日照時間不足にもなった。

7月下旬に入り、ようやく夏らしさが出てきたと思ったら、30℃超えの予想が週間予報の半分以上を占めるようになった。いささか極端であるが、全国の猛暑からすれば30℃前半はかわいいものである。

とは言え、北海道に来て30℃超えが多く発生するとなると、北海道に移住した意味が弱まる。最近の札幌は暑い日が多い、30℃超えも当たり前だという書き込みも多く、確かに昨年の7月中旬もエアコンが必要な暑さが続いた。

そこで、札幌の10年間の暑さを調べ、札幌が暑さで厳しくなった場合に、どこへ避暑したらよいか?北海道内の各地を探すことも行った。

札幌の7月・8月:過去10年間の暑さを確認

札幌の7月と8月の2ケ月について、最高気温と30℃超えの日がどの程度あったのか?2008年~2017年の10年間を調べた。
>以下全ての気温データの出典元:気象庁ホームページ

日最高平均(℃)月最高気温(℃)30℃以上の日数
2008年7月25.731.42
2008年8月25.431.02
2009年7月23.129.10
2009年8月25.330.93
2010年7月25.832.02
2010年8月29.134.113
2011年7月26.030.81
2011年8月27.933.88
2012年7月26.432.57
2012年8月27.232.96
2013年7月27.133.14
2013年8月27.131.75
2014年7月27.032.45
2014年8月26.631.74
2015年7月26.031.34
2015年8月26.434.52
2016年7月25.030.51
2016年8月28.331.98
2017年7月27.734.97
2017年8月25.829.60
7月平均26.031.83.3
8月平均26.932.25.1

過去10年間の7月8月の20ヶ月で、30℃を超える日が無かった月は2回だけである。2010年8月のように、1ヵ月31日のうち13日も30℃を超えた年もあった。

確かに、北海道とは言え、札幌では暑さを感じずにはいられない30℃以上の日が、平均すれば月に3~5日程度・年に8日、ほぼ毎年確実に訪れると言える。

では、その日程だけでも確実に暑さを避けられる避暑地はどこか?札幌から離れ、更に涼しい北海道内の別の避暑地はどこか探してみたい。

北海道内20都市・7月8月の気候(過去10年間)を比較

探す対象地域は、北海道の中で人口の上位20都市とした。

一定以上の人口があれば、一定以上の生活環境が整っていて生活がしやすい確率が高いためであり、このブログを見に来て下さる方々は、田舎暮らしを主に考えられている方は少ないと仮定してのことでもある。

また、リゾート地の7月8月は宿泊費用が高騰するため、探す対象から外している。

人口データ

法定人口
札幌市1,952,356
旭川市339,605
函館市265,979
釧路市174,742
苫小牧市172,737
帯広市169,327
小樽市121,924
北見市121,226
江別市120,636
千歳市95,648
室蘭市88,564
岩見沢市84,499
恵庭市69,702
北広島市59,064
石狩市57,436
登別市49,625
北斗市46,390
滝川市41,192
網走市39,077
稚内市36,380

法定人口とは、2015年10月1日付けの国勢調査による人口のことである。

最高気温の平均・過去最高・30℃以上の日数

「日最高平均(℃)」は日々の最高気温の7月8月×10年間=20カ月の平均値である。「最高気温」は10年間で最も高かった気温である。

日最高
平均(℃)
最高
気温(℃)
30℃以上の日数(日)
平均最高の年
札幌市26.434.94.213
旭川市26.933.65.412
函館市25.733.02.411
釧路市21.431.10.21
苫小牧市22.831.00.22
帯広市25.837.15.815
小樽市25.234.02.15
北見市25.437.14.910
江別市25.632.91.97
千歳市24.434.20.83
室蘭市23.431.10.84
岩見沢市26.333.03.510
恵庭市24.933.11.76
北広島市
石狩市25.433.82.08
登別市23.132.30.64
北斗市25.533.02.08
滝川市26.133.03.19
網走市22.835.51.65
稚内市21.829.00.00

最高気温の平均値及び30℃以上となる日の日数においては、稚内市・釧路市・苫小牧市・千歳市・室蘭市の順で、避暑目的に適した都市と言える。

日照時間・湿度・雨の日の日数・風速

こちらの下記4種類のデータも7月8月の過去10年間20か月分の平均値である。

気温的に涼しくても日照時間が少ないと快適な気候とは感じにくい。同様に、湿度が高すぎたり雨の日が多いと、不快にも感じる。逆に風は強風にならない限りは一定程度あった方が涼しく快適に感じる。

以上の理由から、日照時間・湿度・雨の日の日数・風速の10年平均データをとってみた。

尚、雨の日については、1日に雨量が1mm以上の日を対象としたので、1日中雨が降った日というよりは、少しでも雨が降った日と捉えてほしい。また、気象庁よりデータを取れなかった部分は「-」としている。

日照時間湿度雨の日風速
札幌市172748.93.3
旭川市1657710.72.7
函館市150818.82.9
釧路市1238810.43.8
苫小牧市1248810.72.8
帯広市1318210.71.5
小樽市166809.11.9
北見市1499.62.0
江別市1629.43.5
千歳市10.04.0
室蘭市1539110.63.4
岩見沢市1708110.13.1
恵庭市14410.32.0
北広島市
石狩市1779.01.9
登別市11713.31.1
北斗市1389.02.1
滝川市16910.12.5
網走市163829.62.4
稚内市147858.74.0
平均151839.92.7

日照時間においては、札幌市周辺と旭川市周辺が特に晴天率が高い(日照時間が長い)と言えるが、気温も高い地域である。

30℃以上となる確率が低い稚内市・釧路市・苫小牧市・千歳市・室蘭市の中では、釧路市と苫小牧市は日照時間が短い、室蘭市と稚内市の日照時間は北海道内の平均程度である。千歳市は日照時間のデータが無いが、恐らく位置的には平均より高いはずである。

湿度・雨の日については、その地域による優劣は日照時間とほぼ同様である。

風速については、千歳市・稚内市・釧路市・江別市・札幌市の順である。

札幌市は気温が高めである以外においては、割と快適度が高い地域と言えそうだ。

北海道内20都市の生活環境を比較

人口が一定程度以上であれば、生活環境も一定程度以上に整っているはずであるが、念のために調べてみた。

調べた対象は、買い物・飲食に関してだが、データで比較が可能な全国チェーン店の店舗数で比較することにした。

全国チェーン店であれば、一定の規模・種類・サービスが整っているので、人によって利用頻度は違うものの、一定程度以上の生活環境が整っているか否かの基準にはできるであろう(地元の名店等では評価の比較が困難でもある)。

買い物(スーパー・コンビニ・ドラッグストア・100円ショップ)

近くにあると便利なモノのアンケートなどでもスーパーマーケットとコンビニエンスストアは上位に入るほど、多くの人にとって使用頻度の高い店舗であろう。

また、ドラッグストアは、ドラッグだけでなくスーパー・コンビニと競合になる品揃えと店舗展開がされているので、こちらも必要な店舗となる。100円ショップも、今や無くてはならない存在となっている人も多いであろう。以上より、4業種を比較対象とした。

>以下店舗(コンビニ以外)のデータ出典・参考元:全国スーパーマーケットマップ
>コンビニ店舗数のデータ出典・参考元:コンビニまっぷ

スーパーコンビニドラッグS100円S
札幌市2771099226122
旭川市631835524
函館市531694617
釧路市33992414
苫小牧市281082512
帯広市341012312
小樽市1654176
北見市2070168
江別市1752119
千歳市1058166
室蘭市145294
岩見沢市94485
恵庭市1139106
北広島市82385
石狩市53234
登別市102376
北斗市132263
滝川市62285
網走市52432
稚内市61863

どの都市にも一定の数の店舗がある。

人口当たりの店舗数を出してみても良いのだが、店舗当たりの売り上げ効率が高い札幌市などが当然低い数値となるであろうし、移住=毎日の生活ではなく、一時的な避暑地を求めてのデータ比較であるため、止めておいた。

飲食(ファミレス・ファストフード・カフェ・スタバ)

ファミレスファスフードチェーン系カフェスタバ
札幌市943788223
旭川市1168114
函館市74192
釧路市42051
苫小牧市93711
帯広市33452
小樽市318
北見市5201
江別市5173
千歳市42551
室蘭市2101
岩見沢市412
恵庭市58
北広島市1731
石狩市26
登別市16
北斗市19
滝川市410
網走市17
稚内市16

ファストフードは各都市とも最低限の選択肢がありそうであるが、ファミレスは1都市に1店舗しかない都市もある。

チェーン系カフェになると、1店舗も無い都市があり、その中でもスターバックスコーヒーに限ると、半分以下の都市に限られてくる。

スタバが無いことで話題になっていた県があるほど、スタバがあるのか無いのかは一定の尺度にもなりそうだ。その点に限ってではあるが、札幌市以外では、旭川市・函館市・釧路市・苫小牧市・帯広市・千歳市・北広島市に絞られる。

気候・買物・飲食等でトータル判断


基本的には、個人個人の重要事項に重きを置いて決めればよいが、大よそとしては「千歳市」がイチオシになりそうだ。

日照時間データが無いので断定はできないが、気候・生活の利便性の両面から、札幌以外の19都市の中では一番良いであろう。

札幌にも近く、新千歳空港はもっと近い、何かあっても交通利便性が高いので対応可能で、札幌からの交通費が安いのもメリットである。

最後に/札幌移住なら後悔・失敗の確率は低い?

本ブログでは、北海道移住の様々な口コミやブログ記事を検証しながら、北海道移住において失敗と後悔の無い計画づくりまで辿り着きたいと開設しましたが、恐らくは札幌移住が一番確率の高い移住先であると想定しています。

しかし、札幌では毎年必ず30℃以上の不快な日は受け入れなければならないことから、今回の検証で、涼しい夏が大きなメリットである北海道をより得られるよう、北海道内で一時的に避暑できる地域を探してみました。

その結果が「千歳」ということになりましたが、同時に快適な気候を得るための条件において、札幌は気温以外の日照時間や湿度・雨の日・風速のデータにおいては申し分ないことも分かりました。

海やプールを楽しむためには30℃以上の気温が必要でもあります。

年にたった8日程度(10年平均)の30℃です、本州のように35℃超えることは最近の10年間では起きていません。

わざわざ札幌から離れる必要も無いであろうというのが、今回検証の結論と言えそうです(気温だけで判断するのも早計ですね)。どうしても暑いのが苦手な方だけ、千歳へ避暑してください。

<出典・参考元>
気象庁ホームページ
https://www.jma.go.jp/jma/
全国スーパーマーケットマップ
httpss://supermarket.geomedian.com/
コンビニまっぷ
httpss://cvs-map.jp/

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